しまなみ海道ツーリング アフリカツインでのライディングも慣れてきましたので、長距離ツーリングということで、しまなみ海道と間もなく廃線になってしまう、JR西日本の三江線乗車のツーリングに出かけてきました。今回は本当に長く遠い、3泊4日のロングツーリングの計画を立てました。いくらアフリカツインとはいえ、1日600km程度の移動が限界と考え、計画を立てました。また、仕事の休みの関係(有休は20日毎年捨てています)ということですが、GWの休み前ですが、休みを取って出かけることにしました。
4/24
朝AM5:30起床、急いで用意して自宅6時10分ごろを出発しました。本日の目的地は徳島です。いつものように環八、東名、新東名(ここまでは一緒)、伊勢湾岸道、東名阪、名阪国道、西名阪、近畿自動車道、阪和自動車道で和歌山港を目指しました。和歌山港を目指したのは徳島までフェリーに乗ることにより、若干(200km)近くは高速を走らないで、済むためです。おっさんライダーには少し走行距離を短くできることが、その後の工程を楽にするように思いました。和歌山ー徳島のフェリーですが、750cc以上で4500円ですので、高速代と比較すると、微妙な感じですが、2時間フェリーで休めることを考えるとフェリーのほうが楽と判断しました。アフリカツインで700km走っても楽勝という方もいるようですが、自分は500kmぐらいが、限界な感じです。

途中静岡SA朝食を食べて、東名阪御座所SAで給油して、和歌山ICには13:00頃到着し、和歌山港には13:20頃到着しました。フェリーの時間を正確に把握していなく、13時台のフェリーはもう出てしまったかと思いましたが、13:40出発で余裕で間に合いました。これを逃すと16時台までないので、和歌山城でも見ようかとも思っていました。無事に乗船して13:40出航でしたが、実際には車両の積み込みに手間取ったようで、13:50に出航しました。バイクの乗船は自分だけでした。朝も早かったので乗ってすぐに、眠くなってしまい、カーペットスペースで30分ぐらい眠りました。内海を航行するので揺れもほとんどなく快適でした。

その後は、フェリーの甲板に出たりして、過ごしている間に、徳島港には2時間ほどで到着しました。バイクは最後部に止めさせられたため出るのは最後になってしまいました。なかなか出れそうもないので、車両甲板でバイクを撮影してみました。

キャンプに行くときは荷物満載ですが、今回は防水バックだけという身軽なツーリングになっています。やっとフェリーから下船して、まだ、外はかなり明るいので、宿泊場所に行く前に近場を観光しようと言うことで、眉山に行ってみました。市内の中心地から行けて、展望台もあり、徳島の町並みを一望することができます。観光客は多いですが、眺望はよいです。淡路島、紀伊半島などが見えます。バイクの方も何人かいましたが、展望台にまで登るライダーの方は自分だけでした。


宿泊場所に向かい、荷物を降ろして、徳島の町を散策しました。夕焼けが綺麗な川べりで夕焼けを見て、徳島の町に夕食を取りに行きました。徳島は色々と名物な食べ物がありますが、夕食は徳島ラーメン(ややあっさり)を食べて、適当なショットバーに入りお酒を飲みました。ちょっと問題のある感じのバーでしたが、ゆっくりできました。

さすがに朝早く眠たいので、22時には宿泊場所に戻り、あっと言う間に眠ってしまいました。
4/25
翌日は6時には目が覚めて、朝食を取り、7:30に出発しました。本日はしまなみ海道を走り、島根県の石見川本駅まで行かなくてはなりません。さらに17:47の三江線に乗るためには少し時間がギリギリな感じでした。ガソリンスタンドでしまなみ海道の四国側の今治までどれくらい掛かりますか?と聞いたら3時間はかかりますとのことでしたが、徳島自動車道、松山自動車道を実際に走って見ると2時間30分ほどで、石槌山SAに到着しました。1車線が多いのですが、意外に流れはよかったです。SAにはかなりのライダーがいました。インフォメーションデスクでしまなみ海道のパンフレットを貰って、どこにいったらよいか聞いてみると、亀老山が景色がよいということで行ってみることにしました。下道もあるので、40分ほど大島南ICを降りて10分ほどで到着しました。
自転車、バイク、車の観光客がかなりいましたが、天気が非常によいので、眺めは最高でした。

バイクもよい場所に置いて撮影しました。ここがバイクとの撮影できるベストポイントです。

眺望を楽しむのもほどほどに、時間もあまりないので、先を急ぎます。しまなみ海道に再度乗って、今度は大三島を目指しました。しまなみ海道の橋は真ん中が高速で両側に歩行者道路、自転車道路(125ccまでバイクOK)の道があります。高速を走ってしまうと橋の上では止まることはできないので、バイクなら125ccで周ったほうが楽しめるかもしれません。
せっかくなので大三島を半周してみることにしました。その途中で、立石展望台の看板を見つけたので、行って見ました。たいしたところではなく、展望台に行ってみると眺めはよかったです。

島を半周して、道の駅に戻って次の目的地の三江線の石見川本までの時間を見てみると3時間ほどで到着しそうなので、ここでお昼を食べることにしました。道の駅のレストランに入りました。今回のツアーのもとも高い昼食の刺身定食にしました。観光価格で、ちょっとぼったくり価格な感じがしました。味は悪くはありません。今回は他に目的があるため、しまなみ海道の周りを散策できませんでしたが、キャンプ場もあるようなのでキャンプをしながら、各島を回ってもよいかもしれません。

しまなみ海道に乗り、三江線に向かいました。石見川本はかなり辺ぴな場所にありますので、時間がもっとかかるかとも思いましたが、R2、山陽自動車道、尾道自動車道、三次、R54、県道166号と走り、三江線沿いに到着しました。

無人駅の沢谷駅に立ち寄りました。この時間は列車はこないですが、ちょっと日常の無人駅の風景を見てみました。
出来るだけ短い時間で往復乗ることを考えて、日曜日の夕方に石見川本から江津、月曜日に江津から三次、三次から石見川本を乗車しました。バイクは石見川本に留置です。

17:47発に乗車のため、石見川本の駅に向かいます。駅員さんに、三江線に乗りに来た旨を話して、駐車場の端っこにバイクを置かせてもらいました。石見川本から江津まで670円の切符を購入します。


車内は4ボックス席とロングシートで構成されています。乗客は私と4人地元中高生のみというなんとも寂しい感じですが、日常の日曜日の夕方はこんなものなのかもしれません。自分は江の川側の進行方向右側のボックス席の窓際に座りました。
途中から何人か乗ってみましたが、川本から江津まで乗り通したのは自分だけでした。速度の遅いこと、半端ないです。それなりにローカル線に乗っていますが、平均速度はかなり遅いです。これでは車にはまったく太刀打ちできないです。スピードの出そうな気動車ですが車両のパフォーマンスもまったく使えていない感じです。線路を継続するには、路盤を強化してスピードアップして所要時間を短縮して、単行運転にして出来るだけ運転本数を多くするか、観光路線として継続していくかのどちらかしかないような感じがしました。過疎化も進み、それといった観光地もないようなので、乗客数のアップは見込めなく廃止という状況の感じです。しかし、このような閑散時間でも、乗客はゼロではないので、公共交通機関としての使命は全うする必要があるのではないでしょうか?

色々と考えている間に江津に到着しました。本日は江津のビジネスホテルに宿泊しました。
翌朝は5時53分発に乗車しないと出発が午後になってしまいます。ちょうど日曜日ということで、なかなかよい夕食にありつけず、今日は大阪王将で食事してホテルに戻って、眠るだけになってしまいました。花粉症で目が非常にしょぼしょぼです。
(その2につづく)