やや不誠実なディーラーの対応 レジアスエース4型

小窓の雨漏り
　本日はレジアスエース4型の小窓の雨漏りのディーラでの対応について記事を書こうと思います。
　2015年1月納車の我が家の自家用車であるレジアスエース（4型）SGL4駆でスライドドアの小窓より水漏れがあり、修理を依頼しました。走行距離は約6万2千kmで新車保証が1月に切れた状態でした。新車のころから運転席側のスライドドアのステップが時々濡れていることが度々ありました。数センチ四方の水が付いているので何かをこぼしたがスライドを開けたときに濡れただけと思っていました。使用形態は平日は車庫に止めてあり、土日、連休等に使用していて、多いときには1日700km程度乗ることもあります。また、窓はあまり開けることはないので3年で50回も開け閉めしていないと思います。
　先日、友人の引越しを手伝い、朝から雨が降っており。雨の中を200kmほど走行したところ、スライドドアのステップが20cm四方ほど濡れているのを確認しました。雨の中で作業したので濡れたと最初は思っていましたが、運転席側だけが異常に濡れていることに気づき、購入した、ネッツトヨタに持ち込みました。本不具合に対しては対策部品が出ていて、4型のどこかの段階で対策部品を使用していることはネット等で確認していました。
　ディーラに数時間預けて、水をかけたり、洗車機をかけたりしましたが、水漏れを確認できず。スライドドアの内側に水が垂れたあとがあることは確認してもらいました。保証期間を過ぎているとのことと、対策部品もあるとのことで交換するということになりましたが、保証期間を過ぎているとのことで、有償修理で修理見積もり、何と窓から全交換で片側12万円！！これは水漏れの量はともあれ新車のときからでしょ？、パッキンが悪くなったとか、窓部分を壊したとかではないでしょ？等々言ったが有償修理と折れませんでした。消耗部品や自分が壊したわけではないので、さすがに12万はないので、そのまま車を持ち帰りました。
　そこで折れたくはないので、トヨタお客様相談ダイアルに電話しましたが、保障期間は過ぎているので、1日でも過ぎたら、有償とのこと、なぜ対策部品を出しているのに有償修理になるのか等々言いましたが折れませんでした。一応ディーラとは協議するとのことでした。
　ラチがあかないので、この問題はある種、過去の車は放置し、闇改修に近いことが行われていると思ったので、国交省のリコールホットラインに状況を連絡しました。http://www.mlit.go.jp/jidosha/carinf/rcl/hotline.html

　
　自分もエンジニアに近い立場で仕事していますが、ちょっと設計がお粗末で、ただ日産キャラバンが同じような構造しているから、真似をして設計したとしか思えない安易な設計とも思いました。
　詳細の状況は以下で嵌めこみ、窓はスライド式の窓となっており、閉まっているときは密閉されているように見えますが、少しずつ水が漏れ、内部レールに溜まってくるようです。1時間程度の雨や止まっているときはあまり影響がないようです。


　水が溜まると逃げ場がないため、レールの前後からオーバーフローして、スライドドアの壁を伝って、ステップに水が溜まるようです。週末しか乗らないので、晴れているのになぜかステップが濡れている状況がたびたびありました。老人を乗せることもあるので、ちょっと危険と思います。

SGL以外のグレードだとスライドドアの内側の部品が薄いので、スライドドアを伝ってステップに水がたまることはないと思います。対策部品はこの窓のパーツの下に水抜き穴が付いており、車外に排出するようになっているようです。5型以降は完全に対策部品になっています。窓ガラスの下部に切り欠きもしくは水抜き穴があるため、窓が全交換になってしまいます。自分の車は運転席側だけですが、小窓あるすべて窓で同構造、左右対称部品ですので、雨漏りの可能性があります。

　ここまでして、昨日、ディーラーより連絡があり、運転席側の無償交換になりました。本日から数日間車を預けています。半月ほどたっているのと国交省にはどこのディーラに修理を依頼したか、車台番号等を連絡するので、調査、指導が入るのかもしれません。
　対策部品を出している以上はメーカーはこの問題を把握しているはずです。おそらく出荷台数が多く、改修費用も1箇所12万と高額でガラス業者にお願いしなくてはならない状況のため、リコールは出したくない状況なのとは想像できます。しかし、韓国車ではあるまいし、天下のトヨタで雨漏りして、放置しているとはがっかりで不誠実です。おそらく保障期間の迫っている、ハイエース、レジアスエース4型にお乗りの方は多く、自分のような使用形態の方も多いと思います。早めに確認して、問題があれば交換をしてもらったほうがよいです。